ほぼ毎日沖縄そばを食すさんぺい厳選！2024年にオープンした沖縄そば屋6選

たびとも会員の皆さん初めまして、さんぺいです。

沖縄そばが好き過ぎるあまり、そばの魅力を世界に伝えたいとの思いからブログやSNSで発信を行っています。

ほぼ毎日沖縄そばを食べ、1日中沖縄そばの事を考えている私が、「たびとも」コミュニティの皆さんに向けて月1のコラムで、沖縄そばのちょっとマニアックな情報をお伝えしたいなと思います。
沖縄そば食べ歩きが、皆さんの沖縄旅の楽しみの一つになれば嬉しいです。

1回目は、2024年にオープンした沖縄そば屋の中から特にお薦めの6店を紹介したいと思います。

1．大東そば　国際通り店

まず1軒目は、沖縄旅で必ず訪れるであろう那覇市国際通りにあるお店です。
沖縄好きなら「大東そば」をご存知という方も多いのではないでしょうか。
2022年まで那覇市牧志のパラダイス通りにあった『元祖大東そば』、閉店した際には多くのファンが悲しみました。

その『大東そば』が今年11月に前身を継承する形で、国際通り近くにオープンしたんです。南大東島は、沖縄本島から東へ400km、人口約1,200名ほどの小さな島で、沖縄の離島の中でも固有の歴史を持った島。そんな南大東島の名物が大東そばです。

『大東そば国際通り店』は以前と変わらない味。

スープは、豚をベースにしていてコクがありますが、驚くほどサラッとしています。
雑味やくどさも全然なくて、抑えられた塩味ですごく穏やか。

大東そばの最大の特徴である麺は、うどんぐらいの太さがあって、縮れのある形状。
コシがしっかりあって噛み応えがあるのですが、ただ硬いだけでなくもっちりとした食感は、沖縄そばの中でも唯一無二の麺。サイドメニューの南大東島名物「大東寿司」もお薦め。

沖縄そばの中でもとびきり貴重な大東そば、是非食べてほしい逸品です。
＜さんぺいブログ＞

店名：大東そば　国際通り店
住所：沖縄県那覇市牧志1丁目2−17
公式HP：https://www.daitousoba.com/

2．イチバノソバ

2軒目も国際通り近辺で、牧志公設市場近くにあるお店です。
名前はずばり『イチバノソバ』、分かりやすいネーミングですね。
5月にオープンした新店です。

店は、シンプルで洗練された印象の内装で、一見沖縄そば屋さんには見えないお洒落な空間。

一般的な三枚肉そば、ソーキそばといったメニューではなく、メインの3種類は「特製出汁のイチバノソバ」、「濃厚鶏出汁ソバ」「汁無し釜玉ソバ」と珍しいラインナップ。

看板メニューの「特製出汁のイチバノソバ」は、サイコロ状の三枚肉、ローストポーク、そして煮豆腐が載った一杯。

ひと口飲んで分かる、旨みの凝縮されたスープ。鰹、煮干しなど十数種類から出汁を取っているそうで、それが違和感なく厚みのある美味しさになっています。

麵は、全粒粉入りの生麺。
細めの麺で、かなりコシの強い硬めの仕上がりです。

伝統をアップデートした現在進行形の沖縄そばといった印象。煮豆腐など個性的な具材でオリジナリティもあって、行くと必ず誰かに教えたくなるお店です。
＜さんぺいブログ＞

店名：イチバノソバ
住所：沖縄県那覇市松尾2-7-18
公式SNS：https://www.instagram.com/ichibanosoba/

3．たいへいそば

3軒目は、今年の新店の中でも大衆的で親しみやすいお店をご紹介。
4月オープンの『たいへいそば』は、名前のとおり那覇市壺屋の商店街「太平通り（たいへいどおり）」にあるお店です。

特徴は、そのリーズナブルさ。
看板メニューのたいへいそば390円、カレーライス390円と今時にない設定で、2つ合わせても780円というお得さです。

スープは薄っすらと白濁していて、鰹と動物系のバランスの良い出汁。スッキリとした後味で、凝りまくったという感じではなく、ストレートな美味しさです。

麺は、やや太めで、ずっしりと重量感がありソフトな口当たり。歯応えが抜群で、噛みしめて美味しい麺。ボリュームもしっかりあって、一杯でも十分満足できます。

沖縄そばはもともと庶民の楽しみで、気軽に食べられる外食の代表だったんですよね。
昔の沖縄そばに原点回帰するようで嬉しい一杯です。
＜さんぺいブログ＞

店名：たいへいそば
住所：沖縄県那覇市壷屋1-1-1
公式SNS：https://www.instagram.com/taihei_soba/

4．黄金屋（こがねや）

4軒目は、こだわり抜いた、本格派の沖縄そば屋です。
南風原町兼城に9月オープンした『黄金屋（こがねや）』。黄金森公園に隣接して店があり、駐車場も用意されています。

沖縄そば（三枚肉）、軟骨ソーキ、本ソーキ、てびちそばが基本メニュー。

キレのある鰹、濃厚な動物系の出汁がいきなりダブルで襲ってくるインパクト十分なスープ。ボクシングで言えば、ノーガードでワンツーを喰らったような感じ。

重厚なスープですが、雑味がない丁寧なつくりです。製麺所でも働いていたという店主のオリジナル麺は、中細で細かく縮れが入っていて、個性的な啜り心地。

麺自体の風味もしっかり感じます。
具材までしっかり美味しく、三枚肉は良く味が染みていて、柔らかく、厚みがしっかりあって食べ応えも十分。

沖縄そばが多様化していく中で、意外と昔ながらのストレートな沖縄そばに出会う機会が減っています。『黄金屋』は変化球なしの実直な沖縄そばといった印象で、是非お薦めしたい新店です。
＜さんぺいブログ＞

店名：黄金屋
住所：沖縄県南風原町兼城756番地
公式SNS：https://www.instagram.com/koganeya756/

5．てびちのてーすけ

5軒目は、沖縄に来たら是非チャレンジしてほしい、てびちそばのお店。
5月に南城市佐敷でオープンした『てびちのてーすけ』です。「てびち」の名前を掲げていることから分かるとおり、沖縄そばでは珍しい「てびち専門店」なんです。

理由が、てびち嫌いだった奥さんに食べてほしい一心で、てびち作りを始めたというから面白いですよね。

そのため、ルックスを気にして一本ずつ丁寧に毛抜きをし、仕込みに時間をかけているそう。

てびちはビューティフルな仕上がりで、ルックスからもう美味しそう。
口に運ぶと、プルプルで、口の中でとろりと崩れる瞬間がたまりません。
一般的な甘辛の煮付けではなく、塩と出汁で味付けしているので重たすぎず、もう何個でもいけそうです。

スープは、鰹、豚、野菜などで出汁を取っているそうで、甘味も感じられる円やかで奥行きのある味わい。後半、別皿のてびちと汁をそのまま沖縄そばに合わせるとエキスが溶け出し、より濃厚になったスープが最高です。

てびち好きはもちろん、てびち初心者に行ってほしいお店です。
＜さんぺいブログ＞

店名：てびちのてーすけ
住所：沖縄県南城市佐敷新開1-238, 116号室
公式SNS：https://www.instagram.com/tebichinoteesuke/?hl=ja

6．すば処あじぐくるいしみね

6軒目は、名店の多い首里に出来た期待のお店。那覇市の首里石嶺町に11月にオープンした『すば処あじぐくるいしみね』です。

沖縄そばファンの間では知られていた『あじぐくる』が、大名店に加えて石嶺店を開業、駐車場21台、席数50と利用しやすくなりました。首里というと少し駐車場が心配ですが、これなら安心です。

看板メニューの「あじぐくるそば」は、三枚肉に、軟骨ソーキ、青菜、スブイ、麩タシヤーが載ったバラエティある一杯。
ルックスの美しさに思わずうっとりします。

豚骨と、昆布、煮干しなどの魚介系出汁を合わせ、ふんだんに鰹節を使ったというスープ。油分がないので凄くスッキリとしていますが、出汁の旨みは重層的。魚介系の出汁を中心に、色んな美味しさを感じます。

麺は、中細のストレートで、ほどよい硬さがあって、繊細なスープとの相性もピッタリです。

前菜でサラダを提供したり、卓上にコーレーグースなどの香辛料を置かなかったり、随所に独自のこだわりを感じるお店でお薦めです。
＜さんぺいブログ＞

店名：すば処あじぐくるいしみね
住所：沖縄県那覇市首里石嶺町4丁目100‐2
公式SNS：https://www.instagram.com/ajigukuru_ishimine/

初回のコラムいかがだったでしょうか。

「たびとも」の特徴は、相互にコミュニケーションができ、沖縄好きのコミュニティになっている点にあります。是非、沖縄そばについての質問や取り上げてほしい話題、お薦めの店などがありましたら、コメントや「たびフォト」「たびトーク」への投稿よろしくお願いします。

沖縄そば好きの皆さんと是非、つながりたいと思っています。