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アートとナチュラルワインを愉しむアートスペース「WALL_okinawa」が読谷村のホテルに誕生

沖縄県読谷村にあるホテル「GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT OKINAWA YOMITAN(グランディスタイル 沖縄 読谷 ホテル&リゾート)」内に、アートとナチュラルワインを愉しむアートスペース「WALL_okinawa」が12月21日(土)オープンします。沖縄におけるアーティストの新たな発信拠点となる「WALL_okinawa」は、MEET YOUR ARTが GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORTとコラボレーションしプロデュースしたもの。

初回は宮古島の精神文化に焦点を当てた「岡本恵昭 / 新城大地郎作品展」を開催します。


東アジアの中心に位置する沖縄は、アジアの多種多様な文化を受け入れながら独自の歴史と文化を育んできました。その歴史と文化、場所性を主題に表現活動を行う現代アーティストが多くいる一方で、アーティストが作品を発表できるアートスペースや、沖縄に住む人々や訪れた人たちが現代アートを鑑賞できる場所はとても限定的です。

そのような状況を鑑み、「WALL_okinawa」では沖縄のルーツや場所性を軸に年間複数回の展示企画を開催することでアーティストの視点を通じて沖縄を知ることに加え、宿泊者に限らず、アート鑑賞のためだけに来館される方々に対しても広く開かれたスペースとして運営することで、沖縄におけるアーティストの新たな発信拠点の創出を目指します。
 

また、WALL_alternative同様に、キュレーションされた音楽とナチュラルワインをご提供するカウンターバーを併設。ナチュラルワインは、「本当に丁寧に造られたワインを、良い状態で沖縄に広めたい」そんな想いから生きた土壌を造る大切さ、生物多様性(ダイバーシティー)を尊重し、世界中の自然派ワインを400種類以上ラインナップしている沖縄県那覇市の「ツチトイブキ」がセレクトし、豊かなアート鑑賞体験をお愉しみいただけます。

Cross myahk (2019)

柿落としとなる初回展示は、宮古島出身の書を軸に活動をするアーティスト・新城大地郎が、禅僧で民俗学者の祖父・岡本恵昭の写真作品を軸に制作した作品を発表する「CROSS MYAHK クロスミャーク 岡本恵昭 / 新城大地郎作品展 ― スディル宮古島の精神とこれから」を12月21日(土)より開催いたします。

本展は、11月に宮古島・PALI GALLERYで行われた同展覧会の巡回展であり、1970年代の宮古島における祭祀行事を記録した岡本恵昭の写真を軸に、彼の孫にあたる新城大地郎が芸術家の視点で解釈し、「芸術表現」として作品発表することで、多様な人々が島の根源にある精神文化を知り、文化を再考する機会づくりを目指します。

会期中は展示作品の販売に加え、新城大地郎と写真家・石川直樹がディレクションを手がける《PALI GALLERY》と、宮古島の伝統を守り、歴史を紡ぎ、文化をつくるMiyakojima Cultural Salon《Zā》がセレクトするグッズなどの限定販売も行い、宮古島の文化を多様な側面から紹介します。
 

■展示概要

「CROSS MYAHK クロスミャーク 岡本恵昭 / 新城大地郎作品展 ― スディル宮古島の精神とこれから」

宮古島・PALI GALLERYでの「CROSS MYAHK クロスミャーク 岡本恵昭 / 新城大地郎作品展 ― スディル宮古島の精神とこれから」展示の様子

会期:2024年12月21日(土)―2025年3月下旬頃

時間:18時 ~ 22時

会場:WALL_okinawa

GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT OKINAWA YOMITAN(グランディスタイル 沖縄 読谷 ホテル&リゾート)

沖縄県中頭郡読谷村瀬名波571-1

入場方法:ご予約は不要ですが、事前にご予約いただく事も可能です

※混雑時は入場数を規制させていただく場合がございますので、事前のご予約をお勧めしております

予約方法(HP URL):https://avex.jp/wall/exhibition/441/
 

本展は、11月に宮古島PALI GALLERYで行われた同展覧会の巡回展であり、1970年代の宮古島における祭祀行事を記録した岡本恵昭の写真と、彼の孫であるアーティスト・新城大地郎の絵画作品の展覧会です。

今年6月、惜しまれながら87年の生涯を終えた岡本恵昭は、禅僧であり民俗学者として、宮古島の精神文化を生涯にわたり追い続けました。その記録は、島の宿命ともいえる「変化」に向き合う意義を、現代に生きる私たちへ問いかけます。また、新城にとって沖縄本島での初となる作品展示では、PALI ギャラリーとは展示構成を変化させ、岡本の写真が印刷された和紙の上に墨のドローイングを施した作品シリーズ(2019年)を展示します。岡本の写真と並んだモノクロの世界からは、同じ沖縄といえども独自の文化を育む宮古の精神世界に、ひとくくりにできない琉球・沖縄を強く感じます。過去と現在を、祖父と孫それぞれの芸術表現を通してクロスオーバーする貴重な展覧会を是非ご高覧ください。

 

【岡本 恵昭(Keisho Okamoto)】

 1938年沖縄県宮古島生まれ。島内唯一の禅寺・龍寳山祥雲寺住職。花園大学禅哲学科を卒業後、現職に従事しながら宮古島狩俣集落を中心に民俗祭祀の調査研究を行う。平良市(現宮古島市)文化財保護委員、博物館協議委員を歴任し、宮古島の歴史・民俗学の記録編集に尽力している。著書に「宮古島の信仰と祭祀」(第一書房)。

孫であるアーティストの新城大地郎が監修を務め、自身の写真展「KEISHO MYAHK 196X(2019年)」、「SUDERU(2022年)」を開催した。

 

【新城 大地郎(Daichiro Shinjo)】

1992年沖縄・宮古島生まれ。静岡文化芸術大学卒。

禅僧であり民俗学者でもある祖父を持ち、禅や仏教文化に親しみながら幼少期より書道を始める。

禅や沖縄の精神文化を背景に現代的で型に縛られない自由なスタイルで、伝統的な書に新たな光を当てている。オールドファッションな書道を飛び越え、形式にとらわれない軽やかで、身体性、空間性を伴ったコンテンポラリーな表現を追求する。

2017年10月PlaymountainTokyoにて初個展「Surprise」、2018年TRUNK HOTELロビーのインスタレーション、2021年12月「JINEN」UNION SODA(福岡)、2023年10月に初の海外個展をロサンゼルスのALTA Gallery から行なった。「tricot COMME des GARCONS」21AW、「TAO COMME des GARCONS」23SSに作品が起用、2021年「 HERMES 」制作のドキュメンタリーフィルム「 HUMAN ODYSSEY 」に出演。2022年5月「PALI GALLERY」を故郷の宮古島にオープンした。
 

【GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT OKINAWA YOMITAN】

「沖縄を美しくしなやかに遊ぶ」のコンセプトのもと、13歳以上が滞在できる大人のリゾートとして2024年4月にリブランドいたしました。チェックインは14時IN/10時OUTからお選びいただけ、ご滞在中、24時間ご利用いただけるラウンジ、プール、何度でもお愉しみいただけるブランチはインクルーシブされており、旅慣れた大人が「沖縄を美しくしなやかに遊ぶ」ことができるよう、沖縄の旅を自分流にアレンジできる余裕を繊細に表現しております。

大人が自由に贅沢な時間を過ごせる新しい旅のスタイルをご体感ください。

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