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たびコラム📝

さんぺい
2025/01/17 08:42

桜とともに楽しむ!沖縄本島の桜まつり会場に近いお薦めの沖縄そば屋6選

あけましておめでとうございます、さんぺいです。

全国に先駆けて、沖縄では1月頃から桜が咲き始めました。オリオンビールでは「いちばん桜」の限定商品が出るなど、桜はこの時期の沖縄の風物詩。

ということでたびコラム2回目は、
桜まつりとともに楽しんでほしいという思いから、桜まつり会場に近いお薦めの沖縄そば屋を紹介します。

地域にある沖縄そば屋と桜をセットで楽しむことで、沖縄の桜のように、旅の思い出もより色濃いものになると思います。

<紹介する桜まつりとお薦めそば屋>

1.今帰仁グスク桜まつり→てつこのそば
2.もとぶ八重岳桜まつり→きしもと食堂八重岳店
3.名護さくら祭り→ひがし食堂
4.やえせ桜まつり→屋宜家
5.なはさくらまつり→月桃
6.那覇美らさくらまつり(旧:漫湖さくらまつり)→そば処KoHaRu

🌸沖縄の桜まつりイベント情報はこちら
https://tabitomo.tabirai.net/announcements/9yxbduf1udhprj0f
 

それでは、桜とともに沖縄そばめぐりを楽しんでいきましょう。
 

1.てつこのそば(本部町)

今帰仁村で行われる「今帰仁グスク桜まつり」会場近くでお薦めなのが『てつこのそば』。住所は本部町になりますが会場からは車で、5分ほどで行くことができ、駐車場も用意されています。

その魅力は、なんといっても昔ながらの沖縄そばの味わい。
家屋をそのまま使用した店舗は、親戚のお家に来たようでどこかほっとします。

ひと口飲んで、おおっと思う旨みたっぷりのスープ。
鰹の旨みにしっかりとした味付けで、味クーター(濃い)なスープになっています。最近は、あっさりとした洗練されたスープが流行りですが、『てつこのそば』は素朴さと力強さがある昔ながらの味。

麺は特徴的な黄色をしていて、幅の異なる3種の混合麺を使用しています。細麺から、幅の広い平麺が混ざっていて、啜った時のコントラストが面白い。

噛むとしっかりと歯応えがあって、満足感の高い麺になっています。

どこかゆったりとした時間が流れる空間でいただく沖縄そばを是非、花見の帰りに堪能ください。
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店名:てつこのそば
住所:本部町具志堅760
公式SNS:https://www.instagram.com/tetsukonosoba/


2.きしもと食堂八重岳店(本部町) 

本部町にある八重岳(やえだけ)は、桜の名所として有名で多くの花見客が訪れます。八重岳近くで是非訪れてほしいのが『きしもと食堂八重岳店』。

『きしもと食堂』は、1905年創業(今年で120年め!)で現存する最古の沖縄そば屋。
本店は本部町渡久地にありますが、同じ沖縄そばを「八重岳店」でもいただくことができます。

最大の特徴は、今でも昔ながらの木灰を使った麺作りを行っているところ。

沖縄そばは元来、「木灰汁」を用いて麺作りを行っていましたが、現在では原料の木灰が手に入りづらくなったことから、ほとんどが「かん水」を使用しています。
今でも「木灰汁」を使い、さらに薪で茹でることで麺に独特の風味を生み出しています。

麺は、うどんのような太さ。啜るというよりも、頬張るという表現がぴったりの、噛みしめて美味しい麺です。

スープは、少し酸味のある鰹出汁が前面に。ただし、単純なあっさりではなく奥にはしっかり豚出汁があってコクも感じられます。

存在自体が、「沖縄そばの歴史」ともいえる『きしもと食堂』。この機会に是非味わってみてください。
 <さんぺいブログ

店名:きしもと食堂 八重岳店
住所:本部町字伊野波350-1
公式HPhttps://kishimotoshokudo-yaedake.gorp.jp/


3.ひがし食堂(名護市)

名護城を中心に行われる「名護さくら祭り」。名護城は「なんぐすく」と呼ばれ、地域のシンボル的な存在でもあります。

こちらの地域で長く親しまれているのが『ひがし食堂』。1973年創業で、名護市民にとってのソウルフードとなっています。

昔ながらの食堂で、沖縄そばをはじめ、ちゃんぷるーやカレーなどがあり、ぜんざいの美味しい店としても有名です。

沖縄そばはオーソドックスな一杯。鰹節を中心に魚介系メインの出汁で、透明感のあるスッキリとした後味です。出汁の美味しさがスーッと身体中に染みわたっていくよう。

麺は北部名物の三角屋製麺所の麵。幅広から細めの麵までが混合されています。
ツルっとした口当たりで、啜り心地の良さも特徴です。

『ひがし食堂』で沖縄そばとセットでいただいてほしいのが、名物のぜんざい。沖縄のぜんざいは、黒糖などで甘く煮た金時豆にかき氷を乗せたもの。

冬のこの時期に食べる冷やしのぜんざいもまた一興、素敵な旅の思い出になると思います。
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店名:ひがし食堂
住所:名護市大東2丁目7−1


4.屋宜家(八重瀬町)

八重瀬城跡にある八重瀬公園にて開催される「やえせ桜まつり」。のどかな雰囲気が残る八重瀬町で是非訪れてほしいのが「屋宜家」です。会場からは車で、5分ほどで行くことができます。

まず注目してほしいのが、店舗で使用している家屋、実は国の有形文化財なんです。
先の大戦で多くの建築物が失われた沖縄、これだけ立派な琉球建築が残っているのはとても珍しいこと。『屋宜家』では、この貴重な建物で食事を楽しむことができます。

もちろん沖縄そばも本格派。鰹節、豚骨、鶏ガラ、野菜から出汁を取っているというスープは優しい味わいで、じんわりと旨味が伝わってきます。

味付けは控えめなので、出汁の美味しさが引き立ち、最後まで美味しく飲み干すことができます。

麺は、細麺のストレート。ツルっとした喉越しの良い麺で、繊細なスープとも良く合っています。具沢山のじゅーしーも、上品な味付けで、是非セットで食べてほしい。

桜と共に、城跡や古民家など沖縄の歴史ロマンを感じるのも旅のお薦めです。
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店名:屋宜家
住所:八重瀬町大頓1172番地
公式HP https://www.ne.jp/asahi/to/yagiya/


5.沖縄すば処 月桃(那覇市)

那覇市の与儀公園で行われる「なはさくらまつり」。会場近くでお薦めなのが『沖縄すば処 月桃』。車で5分ほど、徒歩でも10分ほどの場所にあります。

店舗は、JA真和志支所に併設されており駐車場も用意されています。地域で20年愛され続けている実力店で、特徴は、あっさり、こってり、ミックス、3種類のスープがあること。特にこってりは早めに売り切れるほど人気なんです。

豚骨を長時間煮込んで作るスープは、真っ白。ガツンとしたスープが好きな方には絶対ハマる味。あっさりの方は、鰹出汁ベースなので、こってりが苦手な方はこちらがお薦め。

もう一つの特徴が、木灰汁を用い、自家製で麺を作っているところ。

現在では貴重となった木灰そば。やや太目の力強い麺で、歯を押し返してくるよう。麺料理というと、サッと啜るイメージがありますが、ここではどうしてもひと口ずつ味わうように食べてしまいます。

桜まつりを機会に、まだ行ったことがない地域の名店を訪ねるのも良いのではないでしょうか。
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店名:沖縄すば処 月桃
住所:那覇市寄宮3丁目10−1 1F


6.そば処KoHaRu(那覇市)

那覇市と豊見城市にまたがる広大な干潟を臨む漫湖公園で開催される「那覇美らさくらまつり」。大きな干潟と、桜、自然が見どころです。この近辺でお薦めなのが『そば処KoHaRu(コハル)』。車で5分ほど、徒歩でも12分ほどで行く事ができます。

沖縄そば屋は店主の個性が出るものですが、『KoHaRu』も店主の細やかさが沖縄そばや店舗にも表れています。ホスピタリティに溢れていて、1度行ったらファンになってしまうはず。

純粋に出汁の美味しさを味わってほしいとの思いから、お肉や薬味は別皿で提供されます。印象的な鰹出汁の美味しさ、ひと口飲むと出汁の美味しさがフワッと広がる。数種類の鰹節を厳選して使用しているそうで、すごく奥行きのあるスープです。

麺は、中細で手もみが入った縮れがあり、ほどよい噛み応えがあります。豚肉は、塩味をベースに甘辛に仕上げていて、濃すぎない味付けは沖縄そばとのバランスも抜群。

ひと口目から食べ終わりまでしっかり美味しい沖縄そばです。自信を持ってお薦めする地域の良店なので、この機会に是非訪れてほしいです。
さんぺいブログ

店名:そば処 KoHaRu
住所:那覇市古波蔵1丁目8-7-102
公式SNShttps://www.instagram.com/okinawasoba_koharu_/


「花より団子」と言いますが、花見に沖縄そば食べ歩きも加えることで、おでかけや旅行がいっそう楽しくなるはず。

沖縄そばは地域に根差した食べ物で、沖縄そば屋さんに行くことでより深く地域の雰囲気を味わうことができると思います。

桜まつりへ行ったら、是非「たびフォト」「たびトーク」へご投稿ください。皆さんの投稿、楽しみに待っています!

 

🌸沖縄の桜まつりイベント情報はこちら
https://tabitomo.tabirai.net/announcements/9yxbduf1udhprj0f


【沖縄そば発信家】さんぺい
1976年沖縄県那覇市生まれ。2012年に沖縄そばの食べ歩きをはじめ、ブログなどで発信を行う。現在、福祉の仕事を行いながら、ブログやSNSなどで、全国へ沖縄そばを広める活動を行っています。夢は、沖縄そば屋さんの全制覇と、沖縄そばを世界へ届けることです。


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